座り方

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   座り方
長く座っていると背中が丸くなり、首が垂れてきます。
ソファや壁にもたれかかる場合は別にして自分の体で支える時は背筋を伸ばしていないと腰も肩も首も大変きつくつらくなります。
肩腰首が重力のために垂れてきてそれを筋肉で支えているので疲労してしまうのです。
慢性になっていると苦しさの自覚症状のない人もいます。
しかしまっすぐ座ると呼吸が楽になって量が増え、内臓圧迫が減って機能が良くなり、そして心身ともに元気になること間違いないです。

まっすぐに座ることをまずやってみましょう。
正座でもいす座でもいいです。ただ骨盤(仙骨)が床面に垂直になっていることが基本です。
1.頭の百合をまっすぐ下げていくと丹田を経て会陰に落ちる位置に頭をもっていきましょう。
2.心静かに頭を不自然なところに持っていって10秒くらい違和感を感じてから元に戻します。安定しているところがわかってくるはずです。再度、他の不自然な箇所に持っていきます。数箇所やってみましょう。前後左右という具合に。
3.腰骨(骨盤)も同じようにやってみましょう。腰の緊張という違和感がわかるはずです。

修行僧が肉体の極限の状態で長時間(9日×24時間)座っている時、少しでも頭の重心が背骨から外れると首から落ちそうになると言います。
頭が背骨で支えられ、体の各器官は背骨にぶら下げられ、そして背骨は腰に支えられている姿が正しい座法ということになります。
そのとき首の力は抜け肩も背中も力が抜けています。筋肉がやわらかくなっています。楽に長時間座っていられます。

語句の意味
仙骨 尾てい骨の上にある平べったい骨。
百会 頭の頂。耳と鼻筋の交点。
丹田 腹の力がこもるところ。臍下丹田。
会陰 肛門と性器の間。
(2002-02-18)

                                                                    
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