からだを骨で支える

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  からだを骨で支える
今日から札幌南高校の野球部研修が始まりました。来年の春まで6ヶ月間続きます。楽しくて緊張して充実して疲れる期間です。何しろ相手は高校生、下手するとこの時はからだを張っていますので怪我をする。しかし長年のヨガの実績をここぞと思い知らせる私の晴れ舞台でもあります。24名の若武者さん、私を最高に困らせる半年にしてください。私も燃えているんです。

動きを作る時、ヨガのポーズでもボールを投げる動作でもいいのですが、からだに必要なものは骨と、筋肉と神経です。
機能的な動きを要求される時、からだを支えるのは骨、動かすのは筋肉、指令は神経と言うように役割分担しているはずです。ところが私たちのからだは姿勢を悪くすると筋肉が支える役割を持ってしまいます。これでは筋肉の本来の動かすと言う機能を奪ってしまどころか疲労と故障につながってしまいます。
猫背が肩こり腰痛を作るというプロセスを経るようにです。それで動きまたは姿勢を作る時、骨を感じてくださいと私は言っています。前に「二人組でポーズを」の話をしましたがこの時も骨を感じてくださいと指示しています。

骨で支えると筋肉がゆるむのです。リラックスできるのです。筋肉がゆるむとその筋肉は動くために、パワーのために本来の力を発揮できるのです。楽に動けるのです。可動範囲が広がるのです。

上手に前屈のポーズを作って背中の緊張が取れた時、起き上がって足を伸ばしてみると、なんと尻の坐骨の存在が大きくクローズアップされて感じるのです。そしてその坐骨がしっかり床に押されていることと背筋が伸びていることが同時に気持ちよく感じられるのです。そしてこの筋肉の存在を意識しないとき、骨だけの存在のとき、そのまま肩をねじってみると大きなねじりが生まれます。

うつ伏せでコブラのポーズというそりポーズを作る時も同様です。状況が見えないので説明に困りますが恥骨でからだを支えると腰が気持ちよくゆるんでいるのですが、恥骨の上にある下腹部で支えると腰が痛くなるのは腰が緊張してからだを支えていることになるのでしょう。

今日はちょっとむつかしかったでしょうか。実際、体験してみたらよくわかることなのですが。。。それでは、今日の学びは歩く時もイスに座っている時も骨を感じてくださいということでした。筋肉はゆるんでいるので骨が自由に動くはずです。動きが楽になるはずです。
(2001-10-24)


                                                                    
鳩のポーズ ねじりのポーズ 稲穂のポーズ コブラのポーズ 前屈のポーズ

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