目の効用

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   目の効用
レッスンをするとき、目をやさしくしてくださいと言います。目の状態は心、気持ちの状態です。怒っているときは目がきつくなり、赤ちゃんを見ている目は優しい目です。それぞれどんな目か想像してください。違いがわかればヨガの動きの時にその優しい目が出来るはずです。

ウエストをねじるポ−ズがありますがこれは目の動きが不可欠です。無意識に目を使っていますが。。首もからだも目の動きを意識すれば楽に動きます。手を上げる動きにしても目を手先にもっていくと首と肩の動きはつながっているので楽に高く挙げることが出来ます。

目の動きと首の動きについて考えましょう。車を運転していると頻繁に目を動かし首を動かすのですが、首が痛くなったということはあまり聞きません。今、この場で目を閉じて首を左右に動かしてみると確実に首は痛くなります。ところが目を開けて左右のものを見るように首を動かすと首は痛くないことに気がつきます。暗やみの中で歩こうとすると非常に歩きにくいです。ぎこちないです。それは目は見るだけでなく、からだ中の動きのバランスをとっている器官でもあるのです。

もう一度復習しますと目をやさしくすると気持ちが優しくなります。そしてからだの動きのバランスがよくなります。楽に動けるようになります。やさしくする方法はまばたきをする、アゴの力を抜くことで口をぱくぱくしても目の力は抜けてきます。

難しい判断の仕事をしていると眉間にしわがよったり、厳しい人間関係を作っていくと少しは賢そうな顔つきをしなければならないことがあります。ばかにされないためにも厳しい顔つきをしていると周りに迫力があるようですが、これは自ら自分の命を縮めているようなものと考えています。顔には顔面神経や三斜神経などの脳神経という感覚神経が密集しています。顔が緩むと脳がゆるむのです。リラックスするためにまず顔を緩めてください。にたっと目を緩めるのです。そうすればからだはリラックスすることでしょう。
(2001-10-26)
                                                                    
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