イメ−ジの力

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   イメ−ジの力
  (心と体の関係)
初めてヨガを受講する際に体操として動きを作らないでくださいと言います。すなわち無意識に、力ずくでやらないということです。気持ちを込めてやさしく丁寧に心から行うとそれは即座に体が反応します。それでは実験、体験です。

両手を出して手のひらを合わします。このとき手首のしわを基準にして合わして行きます。そして中指の長さを比べてみます。普通はどちらかの指が短いのですが、この短い方の手の指を目の前に持ってきて、長くなれと息を吹きかけます。呪(まじな)いみたいなものです。これでおしまい。もう一度、手首を基準にして長さを比べます。どうでしょうか。「おおぅー」と歓声が出てくれば、心と体の関係がうまくいっています。変化がなくても心配ご無用、徐々に良くなっていきますから。

このように思うこと、願うことは心の働きで、その力は体に現れてきます。ポーズを作る時、力を入れないで願い、想像します。イメージの力です。このイメージの力は神経の流れことです。この流れがうまく行くときと行かないときがあります。集中しているときはうまく行きます。思い込みが強いとうまく行きません。この辺が微妙で力を抜け、でも気を緩めるなということになります。イメージをするがその時、現れる力をただ受け入れることになります。イメージが現れるのを待つことにもなります。そしてこの待つことが大事な作業になってきます。忍耐力です。精神的に耐える力です。

ポーズを作っている時間はこのようなイメージ、待つという繰り返しの時間であります。そしてどんどん変わっていく自分を他人が見ているような見方で見ていきます。ああやりたい、こうやりたいという、自意識自我が動きの妨害をすることはよく言われています。高い目標を持ってただ受け入れるような練習が必要なのではないでしょうか。そんなとき心と体の交流はスムーズになります。

演劇や競技などでリハ−サルと言うのがあります。本番と同じような場面で出演者、競技者、裏方の段取りや時間配分など予想するのになくてはなりません。しかし動きのリハ−サルは動くことによって筋肉という存在でブレ−キがかかり、満足な動きが取れないことがあります。内部環境を整えるリハ−サルが必要です。そこで動きの一切ないリハ−サルをイメ−ジで何回も行ないます。ようするに動きに関する神経回路を明確に作る練習です。神経回路さえ出来れば本番はそれに沿って筋肉を動かせばいい、これが競技などに応用されています。そのリハ−サルはあたかもその場にいるような環境を自分で作りだす能力が必要です。視覚、動きと言う触覚だけではなく、予想される聴覚、臭覚、時には口の中の味覚まで動員して環境づくりをします。高度な集中力がこの段階で必要になってきます。

実社会でも段取りというふうにイメ−ジ力があるとものごとがスム−ズにいくことが多いようです。気持ちや想像力を大切にしていきたいと思います。
(2001-10-31)

                                                                    
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