浄化の呼吸法(ナディ−ショ−ダナ−)


ナディ−スは管くだでショ−ダナ−は浄化すると言う意味です。体内にある無数の管を浄化することで汚れをとり、活力を導くという呼吸法です。体内にある管とは血管であり、食道や気管、そして気の流れの経絡を含んでいます。気の滞りが病と言っているので経絡の流れを良くすることが健康維持に役立つことになります。

この呼吸法は以下の通りです。
右手の親指を右鼻、人さし指と中指はアジナチャクラ(額)、薬指は小指を添えて左鼻に当てます。
右鼻を閉じて左鼻から息を吸い、左鼻を閉めて右鼻から吐く。吐いた右からすぐ吸って閉め、左から吐く。これを間を置かずに素早く繰り返します。

以上のように普通は呼吸法としてするのですが私はアサナを作る過程でこれをしています。そしてただやればいいというのではなくて、やることによって何か実感を感じてほしいのでいろいろと説明をします。この呼吸法はイメ−ジをかき立てることで、実際にそのようになっていくと言うすばらしい呼吸法です。別に手で鼻を閉じなくても十分できます。ただ実際に閉じることで息が鼻の穴を通っていくし、涼しい風、暖かい風が実感できるのでイメ−ジがわかない人は手を使ってやってみてください。

それでは前屈のポ−ズで鼻をつままずに右の鼻から息をするイメ−ジをします 。そうすることで右の肺、腹、腰に空気が入ってきます。胸にも背中にも。そして不要ないらないものが出ていって、新鮮な必要なものが体に満たされてくる。それらは体をきれいに新鮮に、軽く暖かく明るくしていきます。そしてその部分は大きく動いています。次に左も同じようにします。浄化された体をイメ−ジして下さい。

前屈のポ−ズでしていると背中が大きく動くし力が抜けて背中が軽くなってきます。 他のポ−ズでも同じようにできます。体がきれいになっていくという気を送ることで元気に叉リラックスしていきます。思いを体に実感として感じさせて膨らんだり動いたりできることや、またイメ−ジであっても浄化されていくという感じが作れるということはすばらしいことです。内なる生命力と対話する機会でもあります。

(2002-04-20)

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