もとこちら そのままぜんぶ

もとこちら会の平井謙次先生がインターネット版「もとはこちら」を出版されました。平井先生は知る人は知るラジオの宗教の時代、心の時間で生き方をテーマに話してこられました。私にとって平井先生はヨガの大先輩です。

当教室の正面、鏡のうえに額に入れて色紙が飾ってあります。この色紙の意味について質問がまったくないのは残念なことです。たまに私と「けんじ」が同じなのでそのことだけを聞いてこられます。「このような厳かな字句は思いつきません」と平井謙次先生のことを話します。

平井先生は「もとはこちら会」を主宰され、HPも開設されています。今回の本はインターネットにあるものを出版されたと言うことですが、やはりこの手の内容は情報ではなく、しっかりと心に刻み込むためのもので活字または声を出さないと理解できません。


先生は今の私たちの生き方に警告を発し続けておられます。それは見えるものだけが、すべてという考え方です。死んだらおしまい、ばれなかったら何やってもいい、結果を出せ、自分は悪くない、偶然だ、世の中が悪い、こんな傾向を厳しく糾弾されています。「すべての原因が自分の中にある」ということに納得できますか、また考えられますか。この「もとこちら」の考え方だけで生き方の発想の転換ができます。ずーっと生きっぱなしであるから、今を真剣に生きなければならない。過去を生き、今を生きる、来世を生きるという楽しくなるような考え方です。

ちなみに先生は宗教家でもなんでもない、保育園の理事長で自ら心臓病の大家と称されています。長い闘病生活の中で悟りを得た方でしょう。
インターネットサーフィンしておられる方は一度訪問してはいかがでしょう。
http://www.motowa-kochira.com/
(2004-06-24)


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