チャレンジポーズ 孔雀のポーズ
教室ではアクロバティックなポーズはできるだけ避けるようにしている。力づくでポーズをつくる方が多くて、危険極まりないためである。でもやはり現状維持はよくないので少しづつ進歩はしていってほしいという気持ちもある。
それで今回は孔雀のポーズを紹介してみる。このポーズは力のポーズのように見えるが、女性でも気持ちよさそうにやっている方もいる。すなわち力に頼っている間は悲鳴状態でまずできないでしょう。このポーズはバランスポーズであることを理解してほしい。 叉、女性は乳房があるからできないという意見もあるが、これもあまり関係ない。しっかりと脇を締めて肘を下部肋骨に固定することが要領である。

それではつくるためのアプローチを説明する。
1.四つん這いで手は足先に向ける。
2.肘を締めて下部肋骨に当てる。
3.肘を軸にして足を伸ばし、頭を前方にずらす。
4.足と頭のバランス点を探し、重心を前方にもっていくと足が上がる。
流れはこの要領である。

次に作りやすくするポイントを以下に列記する。
○あごを床につけて行うと楽である。
○手首を痛める人が多いのは手の平が床に密着しているから。手の指で床をつかむようにすると手首に負担はかからない。
○柔道の時のように丹田部をベルトで締める。腰に力が入りやすい。
○背筋運動を20回ぐらい行うとつくりやすい。脊柱起立筋に力が入りやすくするためである。
★脚は短くしたほうがモーメントの関係で楽である。それゆえ、合跡のように膝を曲げて脚を短くして脚を上げる。
○肘を閉める力が弱いので上からまたいでもらって足で上腕を締めてもらう。肘が開かないためである。
○頭を床に押さえてもらう。重心を頭のほうに持っていくためである。あくまでも軽く押さえてもらうこと。
(2005-02-25)


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